2020年09月12日

検査の是非


テレビで、コロナのPCR検査をするかしないかという討論がなされていた。
欧米並みに拡充すべきだという人と
陽性の可能性もあると踏まえて外出自粛するなどの対応で十分だという意見とか出ていた。
私は後者に賛成だと思った。
本当は、感染源を明らかにして接触しないでおくのがいいとは思うが 個人情報の関係で、現在の公表状況ではそれが不可能だと思います。
予算的にも全体検査は到底無理だろうし そのうちワクチンが出て来ればまた、状況は変わるだろうけれど。
症状が典型的にある者に対して検査を行い、重症化を防ぐ、、これでいいのではないかなと思う。
簡単に言うと現在のインフルエンザへの対処法がそうですよね。

ではとても小さな単位、例えばブリーダーの飼う犬の寄生虫の問題としてはどうだろうかと考えた。
私のように飼育頭数が少なくて 使用箇所も限局的であれば、寄生虫は撲滅できる。
私は神経質なので かなり、、かなり、頻繁に寄生虫の検査をする。
多分皆さんの想像より遥かに頻繁にする。
正直その為にかなりの経費をかけている。
例えば、顕微鏡では検出しづらいジアルジアの抗原検査キットは優秀で 原虫のカス?にまで反応して陽性を出すほどの高感度であるが、一回三千円以上もする。十頭、たった一回づつとしても3万円以上かかる。
それでも検査を入念にする以外 水際で防ぐ方法はない。
寄生虫の類いは何処からいつ、入り込んで来るかわからないからだ。
新しい子犬を他から迎える、、このタイミングが一番ヤバイです。
実際そのルートで完璧に清浄だった我が家に入り込んだ事があった。
かなりショックだった。
子犬を迎えてすぐには うちの子達と絶対会わせないし検査をして、引っかかれば完全駆虫の後 再検査して陰性でようやく合流させている。
ではなぜ入り込ませてしまったか?
連れてきてすぐの検便では何も出なかったのですよ。
あの当時は顕微鏡で検便検査をする病院に出していた。回虫やコクシジウム等のシストは比較的獣医さんも慣れていて発見しやすいのだが、実際、ジアルジアは見落とされていた。
これを読んで興味のある方は かかりつけの獣医の先生に、ジアルジアのキットでの検査をお願いしてみたらいかがだろうか?
かなりの確率で出るような気がする。
ジアルジアは、比較的新しいというと語弊があるかもしれないが 注目され始めたのは遅かったと思う。
子犬を出す直前 駆虫薬を飲ませて出すブリーダーさんが結構いるが、これがクセ者で、子犬が来てすぐは一時的に陰性でも、落ちきれていない事がある。
多分潜んでいたものが当初の検便検査をかいくぐり、後に増殖するのであろう。
経験のある方は結構いらっしゃると思う。
顕微鏡検査では検出しにくい寄生虫がいることが厄介なのである。
これ以降ジアルジアに関しては検査キットを使用する事とし、2.3週間後にも再び検査を行うこととしている。
更には 軟便を見るとほぼ検査している。
環境の清浄も重要で、犬の遊び場、寝床、すべてを熱湯で掃除しないと無理であるが徹底的にやった。
お布団、おもちゃなども熱湯に漬け込むか、煮る。
ハイターなどの塩素系消毒では死滅しないのですよ、、、
そんなわけで現在は、撲滅しましたが
安心しきっているわけではないです。
常にもしや?と思って気をつけています。
ジアルジアは割とどこにでもいそうで、感染しやすいと思うのでここまで神経質にならなくても良い気もするのですけれど
あれは子犬に悪さをするので
ブリーダーとしてはやはりキッチリ駆除すべきかな?と、思っています。

と言うわけで、完璧な状況を維持する為には徹底的な検査あるのみと、思う。
少しでも疑わしいと思えば即検査。
これが鉄則であると思う。
消化管の寄生虫は感染経路が単純なので、便の扱いを慎重にすれば良いが コロナやインフルのような飛沫、接触感染は防ぐのが本当に大変だと思う
検査の拡大は費用も莫大だし、その費用をコロナで甚大な被害を受けている企業に助成する事に使った方がいいように思うが、、

話はなんだかとてもズレたのですが 検査問題はインフルエンザと同じ感じでいいのではないだろうか?
と考えてみたりした。

GOTOに東京都が含まれそうになっている
怖い、、、、。





Posted by トイプードルのお城 PRIMO at 10:11│Comments(0)
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