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2019年11月16日

噛む犬はなぜ


子犬を数々育てあげて送り出していますが
毎度思うのは 天使だなあと言うこと。
お母さん犬にそれはそれは大切にされて愛情を注がれて 幸せな赤ちゃん時代を過ごします。
赤ちゃん時代があまりにも早く 
離乳食を食べ始めてヨチヨチ歩き始めて 可愛い日々はあっという間に過ぎて 二ヶ月目には新しい環境に旅立つわけです。

トリミングサロンを経営していますので とても沢山のワンちゃんに会います。
その中に我が家から旅だった子達も混ざっています。
遺伝的な背景が掴めていて 家庭環境、例えば家族構成がわかっている犬の観察では 一定の結果が出ます。
家族の雰囲気、接し方が子犬の性格形成に多大な影響を与えるという事です。
例えば落ち着いたご夫婦2人の生活の中で育つ子は とても穏やかで落ち着いた分別のある子に育っています。

噛む犬というのがいます。
誰かれ構わず 気に食わなければ噛む子、
特定の人を噛む子
色々です。
うち出身の子達で 噛んでどうにも手に負えないという子はいないと思います。
子犬の時 ふざけて手を噛みます、などとご相談があった時点で適切な対処法とともに、徹底的に躾けるようお話します。

噛み犬はどうして出来るのでしょうか。
写真の子は 噛み犬だった子です。
家族、特にお母さんを噛んでいたようです。引き金となった事件もあったようでした。怖いからかしょっちゅう躾の為 訓練士さんの所に預けられていました。
私の知り合いがトリミングの場所も変えたらと うちに連れてきました。
トリミングではお利口さんでした。
TPOをわきまえる事が出来る子のようです。
暫くして、この子は元の飼い主さんがギブアップ つまり飼育放棄して新しい飼い主様の元に行く事になりました。
新しいご家族はきちんと対処したようでした。
今日 久しぶりにその子の顔を見ました。
顔つきがすっかり変わってました。
優しいお顔しています。
目にはまだというか、もともとなのかもしれませんが 緊張がありますが、、、、担当トリマーも環境が変わってとても変わりましたよねーと言いました。
幸せになれて良かったなあと心から思いました。

環境はとても大切です。
どのような環境でどのような接し方で暮らしているか?
悪い子だと思う前に飼い主が考えなければなりませんよね、
天使だった子が なぜ悪魔のようになってしまったのか?
なったのではなく、そうさせてしまったというのが正解かもしれません。








Posted by トイプードルのお城 PRIMO at 22:31│Comments(0)
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