› トイプードルのお城 PRIMO|ブログ › トイプードルの生活情報 › トイプードルの遺伝病排除への取り組み

2011年09月21日

トイプードルの遺伝病排除への取り組み

なんだか 小難しいタイトルなんですが 結構重要な情報なので 読んでいただければ幸いです9

トイプードルに多い遺伝疾患の進行性網膜委縮症(以下 PRA と呼ぶ)という病気は 若年時から次第に視力が落ちて 最終的には失明するという恐ろしい病気です。
自分の愛犬が 若くして失明したら、、、と考えるだけでビクビクしちゃいます。
本当に恐ろしい病気です。
一頭のアフェクテッド (必ず発症する因子を持つ犬) が父犬 もしくは母犬としていた場合 約半数が 発症する事になります。かなりな確率だとは思いませんか?

検査は簡単です。口腔粘膜を採取して検査機関で解析します。
問題は 検査費用です。かなり高額なのです。
一頭につき 万単位でかかるのです。複数頭いると ものすごく高額になってしまいますface07

しかしこれを実施してあった場合 子犬を求めるお客様に100%の保障を持って遺伝的因子がない事を お伝え出来るわけです。
私もこの病気についての知識はありましたが この遺伝病を好発している関係の犬との交配を避ければいいかな、、、ぐらいの気持ちでいました。
けれども 今年 友人から 私も知っている犬(まだ6歳位だったと記憶していますが)が失明したという話を聞いて 心底 怖くなったのですicon105
他人事とは思えなくなったのです。

例えば 人気のある種オスがいて キャリアだったとします。人気犬なので多数 交配依頼が来ます。 するとかなりの確率で 日本全国に因子がバラまかれる結果になるわけです。

現在私が 交流させていただいているブリーダーさんは非常に熱心で良識的なかたがほとんどです。
それでみんなで検査をしようということになり 一斉に出したわけです。
他人事の様に思っていた PRAですが 結果が出るまで ドキドキだったわけです。

結果はうちにいる犬は全頭 クリア。PRAが発症しません!!と断言出来る親犬達になります。

今後は 関係する犬 全頭 検査をしなおかつ 今後交配、入舎する犬全頭に対して 検査の徹底を せねばなりません。
大変な費用と手間 リスクがかかるわけです。
 自分たちだけが頑張っていても、、、、、と いろいろ思うところもありますが やはり 生まれ来る命に責任が持てなくては
この仕事を続ける資格がないのではないか、、、とも思え 実施していくことに致します。

そのかわり お客様には
当犬舎からは ブルセラ症 および 進行性網膜委縮症の 犬はでません。 ご安心を!!
ということが お伝えできます。

クリクリおめめが見えなくなったら大変ですicon105トイプードルの遺伝病排除への取り組み









同じカテゴリー(トイプードルの生活情報)の記事画像
毛玉
ペリエ嬢   避難
色々考えてるぞ
犬の性格と躾
犬はサークルで飼うもの!?
老犬のお世話
同じカテゴリー(トイプードルの生活情報)の記事
 毛玉 (2021-04-12 12:51)
 子犬の低血糖 (2020-03-19 19:22)
 ペリエ嬢 避難 (2018-07-21 15:50)
 色々考えてるぞ (2018-03-26 09:03)
 セカンドオピニオンの勧め (2017-09-30 00:43)
 薬の副作用 (2016-12-19 21:06)

Posted by トイプードルのお城 PRIMO at 18:00│Comments(0)トイプードルの生活情報
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
トイプードルの遺伝病排除への取り組み
    コメント(0)